2014-03-29
センスレス・ワンダー
全ての人には「いくら頑張っても認めてもらえない場所」というものがあると思います。僕のように、人間としての能力が大幅に欠如している場合はそれが多々あります。どう頑張っても風向きが向かい風。風が強過ぎて色んなものが僕の行く手を阻みます。コイツを追い風として捉えると僕は暗い部屋に閉じこもりがちになります。
自分は本当に人間として出来損ないです。どれくらい出来損ないかというと5段階評価の通知表で3までしか取ったことがありません。この時僕は全力で勉学に励み苦手なスポーツも泣きながらやった覚えがあります。すると「オール3」という評価になります。僕の伸び代という全力は「オール3」という文字列で解決します。
1度、美術だか音楽だか社会だか(もう覚えてない無理)の通知表の数字に疑問を覚え、先生に直談判しに行ったことがあります。中学1年生の時です。すると先生は「本当は4あげたかったんだけど、これからの伸びに期待して3にしたんだ」と笑顔で言われました。当時は「なるほど!頑張ろう!」と思っていましたが、今思い出して「なんでやねん4よこせや」という気持ちです。その1年後くらいに理科の先生となんでもない事で口喧嘩をしたことがあります。最終的に「生意気」と言われ通知表に1が付いていました。当時の自分がどれだけ生意気に言葉を放っていたのかは知りませんが、その時「評価」とは所謂こういう事なんだろうと思いました。「立ち向かう」や「逃げない」は世の中でも特に美徳だと思いますが必ずしも自分にとって良い結果が出るわけでは無いと思います。
自分の得手不得手を知り、世の中の歯車に噛み合わせることがこの世でうまく生きる全てなのではと思います。僕が持つ歯車はきっとどこにも噛み合わずいつか海に捨てられボロボロに錆びた後人知れず朽ち果てていくのではないかと思います。

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菊地椋介(ギター)

短身痩躯で赤い髪の優男で左頬にある大きな十字傷が特徴である。一見朗らかで少し間の抜けた人物だが、かつては長州派維新志士で、幕末最強とまで謳われた伝説の剣客「人斬り抜刀斎」その人である。修羅さながらに殺人剣を振るい数多くの佐幕派の要人を殺害してきたが、ある不幸な事件から明治維新後は一転して「不殺(ころさず)」を誓い、流浪人(るろうに)として全国を旅し、弱き人たちのために剣を振るっていた。神谷薫との出会いや、同じ激動の時代を生き抜いた宿敵たちとの戦いを通じて、贖罪の答えと新たな時代での生き方を模索していく。

生来争い事を好まない性格だが、戦国時代に端を発する古流剣術飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)の使い手で、ひとたび戦いとなれば逆刃刀という、峰と刃が逆転した刀で人智を越えた剣技を繰り出し、軍の一個大隊(当時の陸軍一個大隊は約1000?2000人)をも遥かに超える戦闘能力を発揮する。