2013-09-11
フェンダーとヘフナー
今日は私のベースについてお話したいと思います。


まず、私が一番最初にベースを購入したのは大学2年生のときです、友だちとコピーバンドをやろうってなって、家に兄のベースがあったけどどうしても自分のベースがほしくて購入しました。


楽器屋さん曰くちょうど今日入ったばかりだという中古のフェンダーメキシコがなぜかすごくいいなあと思い、初心者なんだから安いものを買えばいいものを、なんでも形から入りたがるミーハーな私は中古で7万円のフェンダーがものすごくほしくなってしまい、取り置きをしてもらいました。


しかし当時アルバイトをやめて3ヶ月くらい収入がなく家でごろごろしていたクズ期だったので払えるわけ もなく、ついに魔法のカードに手を出してしまいました、ここから魔法のカードを乱用するようになってぜんぜん魔法じゃないじゃんってなってリボ払いとかにして今はどうにか完済しました、利子とかついてばかみたいだからあんまり使わない方がいいよって当時の自分に教えに行きたいけど、諦めずに購入してくれたことをありがとうとも言いたい。


とにかくはじめてのベースがうれしくってうれしくって、満員電車の中で頬ずりしながら帰ったし、夜は抱きしめて寝たのを覚えてるなあ。


ある日そんな大切なベースを階段から落としてしまったことがあって、自分のこと大嫌いだって悔しくて泣いてしまいそうになったよ、案の定調子がわるくなってしまって修理に出したらそこでまた何万円かかか って、だったら新しいの買えばいいじゃんって言われたけどそんなのぜったいいやだった、これをずっと使っていくんだって思ってた。


ではなぜ私は今ヘフナーを使っているのか。


私の2番目のベースはヘフナーのバイオリンベースで、私の23歳のお誕生日にメンバーがサプライズでくれたプレゼントです。


その日ちょうどライブで、終演後菅原さんに「ちょっとコンビニ行こうぜ」なんて呼び出されて、しばらくしたら菅原さんがライブハウスでだれかに呼ばれてる的なことを言って先に行っちゃって急いで追いかけたら、疲れさまでしたーとか言いながら乾杯してる人たちがいる中、3人がステージに立ってて、「今日は佐伯香織さんのお誕生日です」ってフジファブリックの「birthday」を演奏し てくれました。


お誕生日が近づくとこの曲が脳内再生されるみたいなことを前になんかで言ったことがあって、それを覚えてくれてたのかなあなんて思った、大好きな曲だ。


自分でお誕生日を忘れてしまうくらいたしかその当時はみんな忙しかったのに、いつの間に練習してくれてたんだよって、まあ菅原さんは歌詞見ながらとかですごく下手くそだったんだけど、それもおかしくて、もう感動してしまって、幸せでたまらなかったなあ。


そのあとにステージからヘフナーを渡されて、これも私が少し前に楽器屋さんでかわいいなあって言っていたのを覚えてくれてたんだよ、その当時、いや今もだけど、みんなお金に余裕なんてなかったはずなのに。


「なんで、だって、なんで」って言って るつもりだったんだけど、号泣しすぎて言葉になってなくて誰にも聞きとれてなかったと思う、きっくんは私が泣くのが好きらしいんだけど、そのときは苦しそうなくらい爆笑してた。


ライブハウスにいる人を巻き込んでハッピーバースデーの歌をうたってもらったり、ケーキのろうそくの火をけしたり、贅沢なお誕生日だった。


本当にうれしくって、そしたらヘフナーがものすごく思い入れのあるベースになって、ずっとフェンダー使う気でいたけど、せっかくメンバーがプレゼントしてくれたものだからって、ヘフナー使いはじめました。


最初は重さも弦の間隔も長さも音もなんかもう全部ぜんぜんちがくて、慣れなくて不安だったけど、今は逆にヘフナー以外のベースが弾きにくくなってるん だと思うなあ、この前フェンダー弾こうと思ったら重すぎて衝撃受けたもん。


それでですねえ、私が今回ベースについてブログを書いたのは、しばらく、ヘフナーを封印してフェンダーを使おうと思うのです。


どんなベースでもおなじ音が出せたり上手に弾けるようになったら、そのときはヘフナーを復活させたい、私にはまだはやかったんだと思います、たしかにキャッチーだしかわいいって言ってもらえて気に入ってたんだけど、やっぱり出来るだけいい音でみなさまにお届けしたいと思うのです、そしたらやっぱり今の私にはフェンダーだなと。


フェンダーでスタジオ入ってみたら、なんかやっぱりぜんぜん違かったの、音がのびるし、安定感あるし、あとなんてったって重いから重量感あっ て安心する←


とにかく次のワンマンから、フェンダーを復活させたいと思います!


とっても大好きな思い入れのあるベースなので、こうしてまたみんなの前でお披露目できるのがうれしいです、いっしょにがんばります!


そしてしばらくさようなら、ヘフナー!ありがとう!


001
002
003

佐伯香織(ベース)

風林館高校1年生。16歳。無差別格闘早乙女流二代目。元祖無差別格闘流の後継者候補。主にチャイナ系の服を愛用し、後ろ髪をおさげにして束ねているのが特徴の少年。初期の頃はおさげが細長く両腕にリストバンドをはめていた。(稀に中国の人民服と人民帽を着用している)

幼い頃から父・玄馬に連れられて武者修行の旅をして各地を転々としており(その頃に久遠寺右京と出会う)、中国に修行に行った際に呪泉郷の「娘溺泉」に落ちたことで、水をかぶると女になり、湯をかぶると男に戻る体質となった。呪泉郷の変身体質を持つ主要人物の中で水を被っても人間のままなのは乱馬だけである。

中国から帰国後は、天道家に父子ともに居候になる。天道家の三女の天道あかねとは許婚。これは元々親同士が決めたものだが、後にお互いに惹かれ合い、最終的には相思相愛になる。しかし、素直でないため、あかねをいつも怒らせてばかりいる。容姿は、父親の玄馬には全く似ずそれなりに整っており[2]、明るく快活な性格から多くの女性に想いを寄せられるが、そのほとんどが腕っぷしと気が強い女性である。