
さっきモンハンからのモンスターストライクをやってたらガス屋さんが来た。今住んでる家はインターホンが無いので、来客者はノックをする事になる。インターホンが付けられていた形跡はあるものの、もうその配線、機器に電気は通ってないらしく存在だけして意味をなさなくなっている。
そのガス屋さんだが、トントン、とノックしたあと、こちらの返事も無しにガチャリと扉を開け始めた。同居人かと思ったが昼間に帰ってくるはずもない。出迎えたら、中年のガス屋さんだった。
知り合いであればある程度寛容出来ることだが、見知らぬ、素性の知らぬ中年が勝手に家に入ってきた。近頃サスペンスやホラー映画ばかり見ていた自分にとってこの事案は恐怖でしかなかった。お前がゴキブリなら殺虫剤を撒いているところだ。
しかし「ガス屋さん」という事もあり住居に侵入する理由もしっかりあると思ったのでビクビクしながら対応した。このあと急に殴られるんじゃないかとか、急に刺されたりするんじゃないかとか、ビクビクしながら対応した。急に襲われたらフライパンで応戦しようだとか、近くにあるギターを振り回そうだとか、そういう事を考えた。
結果ガス屋さんはガス漏れ報知器だけ設置して帰っていった。随分腰の低い人だった。定期的な点検をしに来ただけだった。ヤベー奴と思ってごめん。
「5年後にまた交換しに来ますので」と告げて帰っていった。5年もいないぜ、って思いながら再びゲームをしだす俺いと哀れなり。
